職場のメンタルヘルス
職場の人間関係・仕事などからストレスを感じ、メンタルに不調を抱える方が増加傾向にあります。また、近年問題視されている長時間の労働などからも業務にかかる負担が増加し、うつ病などの精神疾患が起こり、自殺してしまう方も増加傾向にあります。
メンタルの不調例
- ちょっとしたことでイラつく、怒ってしまう
- 集中力・決断力の低下に伴い業務効率が低下し、残業時間が増える
- 遅刻・欠勤が増える
- 寝つけなくなり、寝たとしても何度も起きてしまう
- 食欲が低下する
- 性欲が低下する
- 身体的不調が起こる(肩こり、眼精疲労、頭痛、胃の不快感など)
- 月経不順が起こる
- 飲酒・喫煙量が増える
- 周囲の目が気になってしまう
- 今まで楽しいと思っていたことへの興味・関心が薄まる
産業医・精神科顧問医契約のご案内
当院では豊富な経験と、多様な専門職のスタッフが持つ総合力を活かし、院内診療だけでなく、社会や企業への幅広い貢献にも取り組んでいます。
主な目的は、社員の精神および身体の健康を守り、病気の予防や未病段階での早期発見をサポートすることです。そのため、精神科産業医・顧問医、嘱託産業医としての契約業務も行っています。
働く人のメンタルヘルス対策
事業者が従業員の健康に配慮する義務は、近年、身体的な健康だけでなく、メンタルヘルスも含まれるようになってきました。
さらに、精神障害に関する労災補償の請求件数や認定件数も年々増加している状況です。これを受け、行政は長時間労働者に対する医師による面接指導制度を労働安全衛生法に基づき義務化し、2015年12月からは従業員50人以上の事業所に対してストレスチェックの実施も義務化しました。こうした背景から、企業にとってメンタルヘルス対策はリスク管理の観点から最重要課題となっています。
当院の院長は、日本精神神経学会専門医および総合内科専門医の資格を有し、メンタルおよび身体の両面から従業員の健康をサポートできる体制を整えています。これにより、多様な産業医活動に対して柔軟かつ専門的な対応を提供しています。
精神科産業医および顧問医契約
近年、非製造業における産業医活動では、メンタルヘルスと生活習慣病への対応が主な課題となっています。特に、メンタルヘルスの問題は専門性が高く、メンタル不調の原因や疾患の種類、重症度によって適切な対応が異なるため、人事労務担当者の方々が対処に悩まれるケースも少なくありません。
そのため、すでに嘱託産業医がいる場合でも、精神科産業医や顧問医として、以下のようなメンタルヘルス関連の課題に対応いたします。
- 長時間労働者への面談
- 休職者の復職判定
- 長期休職者との面談
- 勤怠不安定者への対応相談
- 復職支援プランの作成
- ストレスチェックの実施・評価および高リスク者への面談
- 年1回のメンタルヘルスセミナー(講師派遣による開催)
- 休職者のリワークプログラムへの優先的参加
これらを通じて、メンタルヘルスケアに関するあらゆるニーズに柔軟かつ専門的に対応いたします。
嘱託産業医契約
上記のメンタルヘルス活動に加え、以下の業務にも対応いたします。
- 職場巡視および衛生委員会への出席
- 健康診断結果に基づく医療相談
これにより、職場の健康管理を総合的にサポートいたします。
カウンセラーの派遣
心療内科や精神科での医療的な治療が必要と判断された場合には、必要に応じて臨床心理士、保健師、産業カウンセラーを派遣いたします。
メンタルヘルスセミナーの開催
精神科顧問医や産業医との契約がない場合でも、メンタルヘルスに関する出張セミナーを随時承っております。お気軽にご相談ください。
契約料金
契約料は、従業員数や契約内容、精神科産業医・顧問医、または嘱託産業医のいずれを希望されるか、業務範囲の内容によって異なります。詳細につきましては、当院までお気軽にお問い合わせください。